パリティービットの生成回路-2

エレキ設計

論理シミュレーション

この記事わかること

シリアルデータのパリティービット生成回路の論理シミュレーション用回路と出力波形について解説します。

シリアルデータのパリティービット生成回路検証

パリティービット生成回路については、ここを参照。

シミュレーションの回路

論理シミュレーションを行う回路図を下記に示します。

図-1 偶数パリティービット生成回路 論理シミュレーション

 

入力には、”電圧ジェネレータ”

出力側には、”電圧計”を追加しています。

シミュレーションの設定

DC電源電圧:5V

入力波形設定:(電圧ジェネレータの設定)

P_enable
電圧ジェネレータ(”シグナル”クリック→”・・・”クリック)→シグナル・エディタの設定

Odd_p_mode
電圧ジェネレータ(”シグナル”クリック→”・・・”クリック)→シグナル・エディタの設定

SD
電圧ジェネレータ(”シグナル”クリック→”・・・”クリック)→シグナル・エディタの設定

Clk
電圧ジェネレータ(”シグナル”クリック→”・・・”クリック)→シグナル・エディタの設定

Clk_enable
電圧ジェネレータ(”シグナル”クリック→”・・・”クリック)→シグナル・エディタの設定

Even_p_mode
電圧ジェネレータ(”シグナル”クリック→”・・・”クリック)→シグナル・エディタの設定

結果検証

図-1のシミュレーション波形を下記に示します。

図-2:偶数パリティービット生成回路の論理シミュレーション

波形説明:

  1. Eeven_p_mode:初期値として、”ロー”アクティブにして偶数パリティーモードにします。
    (Odd_P_modeは、”ハイ”固定とします。)
  2. SD=”ハイ”毎に、D-latchの”Q”出力を反転させる為、論理積:(SD and P_clk)としてD-latchのクロック端子に入力します。出力信号が、Gen_parityです。
    (図-1を参照、赤破線枠のANDセル)
  3. シリアルデータは、SDの図-2の赤破線枠です。”1,1,1,0,0,1,1”。偶数パリティー付加”1”しています。
  4. 生成した偶数パリティービットは、Parity_bit 信号 “1”と成ります。
    (赤字コメント”Generate Parity bit”のタイミングの値”1”です。)

以上より、シリアルデータの偶数パリティービット生成回路の検証が出来ました。

タイミングチャートの詳細は、ここを参照

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